協調性について。
ニュースからの引用です。
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=540837&media_id=31&m=1&ref=news%3Aright%3Aaccess
2008年7月7日、「世界人口デー」を7月11日にひかえた上海市で6日、「人口資質向上フォーラム」が開催され、30年間におよぶ「一人っ子政策」の徹底により、国内の「一人っ子」人口がついに1億人を突破したことが明らかになった。地元紙「上海文匯報」が伝えた。
同フォーラムではこのほかに、一人っ子が今や中国の総人口の8%を占め、出生率は1.5以下になったと発表。「一人っ子同士の両親が1人っ子を育てる」という家族構成は都市の基本モデルとして定着しており、一人っ子政策による人口抑制が効果を発揮していることを再認識した。
一方で、一人っ子政策が生んだ弊害については、両親や祖父母の溺愛で「わがまま」「協調性なし」「自己中心的」「年長者に敬意を払わない」子供が増えていることや、兄弟がいないために周りを大人に囲まれて育った環境が子供たちの「孤独」や「早熟」を生むといった声も。また社会性に乏しく、炊事や洗濯など一般的な生活の基本動作も満足にできない若者の増加も指摘された。
「80後(80年代生まれ)」や「90後(90年代生まれ)」の若者たちが引き起こすさまざまな問題や混乱の原因はすべて、彼らが一人っ子であることに起因すると主張する専門家もいた。
日本でも教育問題は「学力」と「しつけ・規範」に大きく二分できますが、とくに近年の後者の問題は中国と全く同様に少子化という要素が強いと思われます。そのなかでも学校現場にいると「協調性のなさ」というのは実感しますね。いまはもう、我々の小学生時代に叩き込まれた「みんな仲良く」という精神は、相当に希薄化しています。今となっては金八ですら堂々と言わなくなったんじゃないでしょうか。(金八、私は嫌いですけど・・)格差社会も進展中だし、案外「一億総中流」という社会背景がこのエートスを支えてきた重要な要素だったのかもしれません。それが崩れてきているわけです。
結局、何のために協調するのか、ただ「仲良く」というだけでは曖昧すぎてわからくなってますよね。少子化で大人がダイレクトに子どもに介入したり、IT技術の発展もあって子どもがダイレクトに大人の世界にアクセスしていたりで、利益や効果で動く「本音」の世界がすぐ目前に広がっているのに、ただエートスとして「仲良くせい」といっても、何の力もないわけで。私の教育実習中もいましたけど、宗教の教義のような教育論に駆られてる人には危うさを感じます。
で、現代に求められる「協調性」とは、経営学や私の多少の社会人経験からすれば、「みんな仲良く」といった時代にそぐわないエートスに支えられたものではなく、一つの明確な目的を共有して各自が尽力する能力だと考えます。『スラムダンク』30・31巻あたりの湘北がわかりやすいモデルですかね。個性が強くて一見バラバラだけど、「勝つ」という目的を共有したに最大限の力を発揮する、あれは一つの理想のモデルです。私の知見の限りでは、いまの弱肉強食の世の中を生き抜くための一番有用な戦略だと思われます。これに合わせて「協調性」なるものの在り方を考えてそこに至る道を組み立てることが求められる、と。
長くなりましたが、難しい仕事ですね、こりゃ。。


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